
公害防止管理者の過去問|令和3年 大気・水質概論 問7 問題と解説
問題7
発生源・施設とそれに特徴的な大気汚染物質の組合せとして,誤っているものはどれか。
| 選択肢 | (発生源・施設) | (大気汚染物質) |
|---|---|---|
| 1 | ごみ焼却炉 | 塩化水素 |
| 2 | クリーニング施設 | ジクロロメタン |
| 3 | 小型焼却炉 | ダイオキシン類 |
| 4 | コークス炉 | ベンゼン |
| 5 | 汚泥焼却炉 | 一酸化炭素,炭化水素 |
問題7の解答
正解は「5」です。
問題7の解説
発生源と特徴物質の対応を問う問題です。ドライクリーニングは代表的にテトラクロロエチレン(パーク)等の溶剤使用が知られており、「ジクロロメタン」との固定的対応は適切ではありません。
したがって(2)が誤りです。
解答に至るまでのステップ
ステップ1 原理・原則(“その施設で典型的に使う/出る物質”で判断)を確認する
施設—物質対応は、(a)燃焼由来(焼却・炉)、(b)溶剤使用(塗装・洗浄・クリーニング)、(c)原料・副生成物(コークス炉等)で考えると整理できます。
ステップ2 選択肢(1)ごみ焼却炉—塩化水素を判定する
廃棄物焼却では塩化水素が排ガス規制対象として扱われます。→ 正
ステップ3 選択肢(2)クリーニング施設—ジクロロメタンを判定する
ドライクリーニングの代表的溶剤としてはテトラクロロエチレン等が示されます。したがって「ジクロロメタン」が“特徴的”と断定するのは不適切です。→ 誤
ステップ4 選択肢(3)小型焼却炉—ダイオキシン類を判定する
ダイオキシン類は焼却過程等で生成しうる物質で、焼却が主要な発生源として説明されています。→ 正
ステップ5 選択肢(4)コークス炉—ベンゼンを判定する
ベンゼンの主な発生源としてコークス炉が挙げられます。→ 正
ステップ6 選択肢(5)汚泥焼却炉—一酸化炭素・炭化水素を判定する
燃焼・熱分解を伴う工程ではCO等が排ガス管理対象になり得ます。組合せとして不自然ではありません。→ 正
問題のポイント
- クリーニングは「テトラクロロエチレン(パーク)」が頻出語です。ここを覚えると(2)は切れます。
- コークス炉—ベンゼン、焼却—ダイオキシン類は定番対応です。


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