
公害防止管理者の過去問|令和5年 大気・水質概論 問5 問題と解説
問題5
優先取組物質とされている有害大気汚染物質のうち,環境基準又は指針値が設定されていないものはどれか。
(1) ジクロロメタン
(2) クロロホルム
(3) 酸化エチレン
(4) ベンゼン
(5) ニッケル化合物
問題5の解答
正解は「3」です。
問題5の解説
解答に至るまでのステップ
ステップ1:「環境基準」と「指針値(環境目標値)」の違いを整理します。
- 環境基準:達成すべき行政上の目標として定める数値(より“公式で強い目標”)
- 指針値(環境目標値):健康リスク低減の目安として設定される数値(環境基準がない物質に設定されることがある)環境省は優先取組物質について、環境基準がある物質、指針値がある物質、どちらも未設定の物質を整理しています。
ステップ2:選択肢ごとに「環境基準 or 指針値」があるか確認します。
環境省の整理では、ベンゼン等は環境基準、クロロホルムやニッケル化合物は指針値、そして酸化エチレンは環境目標値が未設定の優先取組物質とされています。
ステップ3:各選択肢を判定します。
- (1) ジクロロメタン:環境基準がある側です。
- (2) クロロホルム:指針値がある側です。
- (3) 酸化エチレン:環境基準も指針値も未設定と整理されています。
- (4) ベンゼン:環境基準がある側です。
- (5) ニッケル化合物:指針値がある側です。
したがって正解は(3)です。
問題のポイント
- 「環境基準の有無」と「指針値の有無」を分けて覚えるのが必須です。
- 酸化エチレンは、優先取組物質の中でも“環境目標値未設定”側として問われやすいです。



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