
公害防止管理者の過去問|令和6年 大気・水質概論 問3 問題と解説
問題3
水質汚濁防止法第 14 条及び同法施行規則第 9 条に規定する排出水の汚染状態の測定等に関する記述中,下線を付した箇所のうち,誤っているものはどれか。
排出水を排出し,又は(1) 特定地下浸透水を浸透させる者は,(2) 環境省令で定めるところにより,(3) 当該排出水又は特定地下浸透水の汚染状態を測定し,その結果を記録し,これを保存しなければならない。
測定のための試料は,測定しようとする排出水又は特定地下浸透水の(4) 水量が最も多いと推定される時期及び(5) 時刻に採取すること。
問題3の解答
正解は「4」です。
問題3の解説
解答に至るまでのステップ
水質汚濁防止法では、排出水(および特定地下浸透水)について、汚染状態の測定・記録・保存が義務づけられています。ポイントは「試料採取は“水量が多いとき”ではなく、“汚染状態が最も悪いと推定される時期・時刻”」です。したがって下線部(4)が誤りです。
- ステップ1:義務の主体(だれが測るか)を確認します。
「排出水を排出し、又は特定地下浸透水を浸透させる者」が測定義務の主体です(下線(1)は整合)。 - ステップ2:測定・記録・保存が“省令で定めるところにより”行われることを確認します。
下線(2)も条文の建て付けとして整合します。 - ステップ3:測定対象が「排出水又は特定地下浸透水」であることを確認します。
下線(3)は整合します。 - ステップ4:試料採取のタイミング要件を確認します。
省令(施行規則)では、試料は「汚染状態が最も悪いと推定される時期及び時刻に採取」とされています。 よって「水量が最も多い」は誤りです。 - ステップ5:下線(5)を確認します。
「時刻に採取すること」は、“汚染が最悪と推定される時刻”という趣旨に合致し、誤りではありません。
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問題のポイント
- 排水規制の測定は「最悪条件(ワーストケース)で測る」が原則です。
- 特定地下浸透水=有害物質を扱う特定施設から地下に浸透する水のうち、要件を満たすもの(“地下へ浸透させる水”も規制対象)です。


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