公害防止管理者の過去問|令和4年 ばいじん・粉じん特論 問15  問題と解説

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問題15

ダスト濃度測定において、ダクト断面をA区画、B区画、C区画に三分割して測定した。各区画の断面積、排ガス流速及びダスト濃度の測定値は下表のようになった。このときの平均ダスト濃度(g/m3)は、およそいくらか。

  1. 4.2
  2. 4.5
  3. 4.7
  4. 4.9
  5. 5.1

問題15の解答

正解は「2」です。

問題15の解説

解答に至るまでのステップ

ステップ1:この問題が何について聞いているかを確認する

問題文の最後に「平均ダスト濃度(g/m3)」とあることを確認する。これは「A・B・Cそれぞれで測った値を、どうやって一つの平均値にまとめるか」を問う問題だと分かる。

ステップ2:その内容を日常の言葉で考える

まず「ダスト濃度」とは、「空気1立方メートルの中にどれくらいダストが入っているか」という意味である。次に、「平均」と聞くと単純に足して割りたくなるが、ここでは、空気がたくさん流れている場所ほど、全体への影響が大きいと考える。

つまり、「ダストの濃さ × 空気の流れる量」で重みをつけて平均を出す必要がある。

ステップ3:その考え方に合う選択肢を選ぶ

空気の流れる量は断面積 × 排ガス流速で求められる。
(これは「太いダクトほど」「速く流れるほど」空気量が多い、という直感的な考え方に対応している)

各区画の空気量を計算する。

A区画:5.0✖︎10.0 = 50

B区画:7.0✖︎8.0 = 56

C区画:8.0✖︎12.0 = 96

次に、「この式は全体としての平均ダスト濃度を求めるための式」であることを意識して計算する。

平均ダスト濃度=(空気量×ダスト濃度)空気量平均ダスト濃度 = \frac{\sum(空気量 \times ダスト濃度)}{\sum 空気量}

数値を当てはめる。 =50×3.5+56×4.3+96×5.250+56+96= \frac{50 \times 3.5 + 56 \times 4.3 + 96 \times 5.2}{50 + 56 + 96}

計算すると、 =9152024.5= \frac{915}{202} \approx 4.5

よって、選択肢の中で最も近い 4.5 g/m3 を選ぶ。

問題を解くポイント

⑴ この問題は「平均値でも、流れの多さを考慮する必要がある」という考え方を理解しているかを確認している

⑵ 「断面積が大きい」「流速が速い」=「影響が大きい」と、日常のイメージで考える

⑶ 迷ったときは「空気が多く流れる場所の測定値ほど重く扱う」というシンプルな発想に立ち戻る

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本記事の監修者

ISEED編集部は、環境技術、環境倫理、環境に関する資格について読者に有益な情報を調査・配信しています。記事制作においてリサーチ、構成、ライティング、編集、グロースハックの仕組みを適切に設計することで読者にわかりやすい文章を作ることを心がけています。

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