
公害防止管理者の過去問|令和6年 大気・水質概論 問1 問題と解説
問題1
環境基本法 16 条に規定する環境基準のうち,水質汚濁に係る基準の説明として,(ア)~(エ)の [ ] の中に挿入すべき語句( a ~ e )の組合せとして,正しいものはどれか。
環境基準には,大きく分けて [ (ア) ] に係る基準と [ (イ) ] に係る基準とがある。 [ (ア) ] に係る水質の汚濁の環境基準は, [ (ウ) ] 設定することとされている。一方, [ (イ) ] に係る環境基準は, [ (エ) ] 設定されることになっている。
a : 人の健康の保護
b : 各公共用水域が該当する水域類型に応じて
c : 生活環境の保全
d : 全公共用水域につき一律に
e : 水生生物の保全
| 選択肢 | (ア) | (イ) | (ウ) | (エ) |
|---|---|---|---|---|
| (1) | a | c | b | d |
| (2) | c | e | b | d |
| (3) | c | e | d | b |
| (4) | a | c | d | b |
| (5) | a | e | d | b |
問題1の解答
正解は「4」です。
問題1の解説
解答に至るまでのステップ
環境基準(水質汚濁に係る基準)は、大きく「人の健康の保護」と「生活環境の保全」に分かれ、設定の仕方が異なります。環境省の整理では、「人の健康の保護」に係る項目は全公共用水域に一律に適用し、「生活環境の保全」に係る項目は水域類型(河川A類型、湖沼…など)に応じて設定・適用します。
- ステップ1:環境基準の2区分を確認します。
水質汚濁の環境基準は、a:人の健康の保護、c:生活環境の保全の2区分が基本です。 - ステップ2:「人の健康の保護」基準の“設定のしかた”を確認します。
人の健康の保護に係る基準は、全公共用水域につき一律に(d)設定・適用されます。 - ステップ3:「生活環境の保全」基準の“設定のしかた”を確認します。
生活環境の保全に係る基準は、各公共用水域が該当する水域類型に応じて(b)設定・適用されます。 - ステップ4:選択肢の語句対応を確定します。
よって- (ア)=a(人の健康の保護)
- (イ)=c(生活環境の保全)
- (ウ)=d(全公共用水域につき一律に)
- (エ)=b(水域類型に応じて)
となり、(4)a c d bが正しいです。
問題のポイント
- 「健康項目=全国一律」「生活環境項目=水域類型ごと」の対比を押さえる問題です。
- 水域類型=河川・湖沼・海域などの“用途・目標”に応じた区分(例:上水、漁業、景観など)です。


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