公害防止管理者の過去問|令和4年 大気・水質概論 問5  問題と解説

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問題5

2015(平成 27)年度から 2019(令和 元)年度の一般環境大気測定局における大気汚染物質の環境基準達成率の推移に関する記述として,誤っているものはどれか。

(1) 二酸化窒素の環境基準達成率は,すべての年度で 100 %であった。

(2) 一酸化炭素の環境基準達成率は,長期的評価で,すべての年度で 100 %であった。

(3) 光化学オキシダントの環境基準達成率は,すべての年度で 1 %未満であった。

(4) 浮遊粒子状物質の環境基準達成率は,ほぼ横ばいで,2019(令和 元)年度で 95 %未満であった。

(5) 微小粒子状物質の環境基準達成率は,上昇傾向で推移し,2019(令和 元)年度で 95 %以上であった。

問題5の解答

正解は「4」です。

問題5の解説

解答に至るまでのステップ

  1. 各年度の環境基準達成率データ – 環境省の資料によれば、2015~2019年度における一般環境大気測定局(一般局)での各大気汚染物質の環境基準達成率は以下の傾向です。
    • 二酸化窒素(NO₂):2015年度以降、一般局では毎年100%達成しています。したがって「すべての年度で100%」という(1)は正しいです。
    • 一酸化炭素(CO):COは大気汚染物質の中でも達成率が極めて高く、一般局では2015~2019年度の全年度で100%達成でした。従って(2)も正しいです。
    • 光化学オキシダント(Ox):環境基準達成率は毎年1%未満と極めて低く(例:2019年度一般局0.2%)、2015~2019年度も一貫して1%未満でした。ゆえに(3)は正しいです。
    • 浮遊粒子状物質(SPM)一般局の達成率は概ね高水準で推移し、特に改善が進み2019年度には100%に達しました。達成率の推移はほぼ横ばいではなく上昇傾向で、2019年度は95%を超え100%でした。従って「ほぼ横ばいで2019年度で95%未満」という(4)は誤りです
    • 微小粒子状物質(PM₂.₅):年々改善傾向にあり、2015年度達成率は一般局約73%でしたが、2019年度には約98.7%に達しています。したがって「上昇傾向で2019年度95%以上」という(5)はおおむね正しい(実際は約98%)と言えます。

問題のポイント

大気汚染物質ごとの環境基準達成率の動向を把握しているかを問う問題です。特に日本の一般環境大気測定局では、NO₂やCOはほぼ100%達成Oxはほとんど達成されずSPMやPM₂.₅は改善傾向という概況を押さえる必要があります。

本問では、選択肢(4)が明らかに実態と異なる値(95%未満)を述べており、他の選択肢と比較して違和感があります。最新データに基づく正確な数値傾向を把握し、極端にズレた記述を見抜くことがポイントです。

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本記事の監修者

ISEED編集部は、環境技術、環境倫理、環境に関する資格について読者に有益な情報を調査・配信しています。記事制作においてリサーチ、構成、ライティング、編集、グロースハックの仕組みを適切に設計することで読者にわかりやすい文章を作ることを心がけています。

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