公害防止管理者試験の過去問|公害総論:環境問題全般に関する問題②

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問題2

下記の温室効果ガスを2021(令和3)年度における我が国の排出量(CO2換算)の2013(平成25)年度比減少率の大きい順に並べたとき、正しいものはどれか(環境省:令和5年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書による)。

  1. CO2 > CH4 > N2O
  2. N2O > CH4 > CO2
  3. CH4 > CO2 > N2O
  4. CH4 > N2O > CO2
  5. CO2 > N2O > CH4

(令和6年)

問題2の解答

正解は「5」です。

問題2の解説

環境省の「令和5年版 環境・循環型社会・生物多様性白書」には、次のように記載されています。

CO2以外の温室効果ガス排出量については、CH4排出量は2,740万トンCO2(2013年度比6.1%減少)、N2O排出量は1,950万トンCO2(同11.1%減少)、ハイドロフルオロカーボン類(HFCs)排出量は5,360万トンCO2(同66.7%増加)、パーフルオロカーボン類(PFCs)排出量は320万トンCO2(同4.1%減少)、六ふっ化硫黄(SF6)排出量は200万トンCO2(同1.3%減少)、三ふっ化窒素(NF3)排出量は40万トンCO2(同76.5%減少)でした(図1-1-5)。

環境省「令和5年版 環境・循環型社会・生物多様性白書」より引用

上記の引用を踏まえて、排出量の減少率が高い順に並べると、以下の通りになります。

  • 1位:NF3(三ふっ化窒素)
  • 2位:HFCs(ハイドロフルオロカーボン類)
  • 3位:N2O(亜酸化窒素)
  • 4位:CH4(メタン)
  • 5位:PFCs(パーフルオロカーボン類)

問題を解くポイント

なお、CO2は2021年度を2013年度比の水準で見たときに、減少率は19.2%です。上記のランクとしては、3位になります。したがって、本問題と照らし合わせると、「CO2>N20>CH4」が正しい組み合わせとなります。残念ながら、これは覚えるしかない問題です。

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本記事の監修者

ISEED編集部は、環境技術、環境倫理、環境に関する資格について読者に有益な情報を調査・配信しています。記事制作においてリサーチ、構成、ライティング、編集、グロースハックの仕組みを適切に設計することで読者にわかりやすい文章を作ることを心がけています。

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