公害防止管理者試験の過去問|公害総論:国際環境協力に関する問題①

公害防止管理者試験の過去問|公害総論:国際環境協力に関する問題①
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問題1

次に示す国際会議・議定書を、開催又は採択の古い順に左側から並べたとき、正しいものはどれか。

  1. 環境と開発に関する国際連合会議(UNCED)の開催
  2. オゾン層保護に関するモントリオール議定書の採択
  3. 気候変動に関する京都議定書の採択

(令和3年)

問題17の解答

正解は「2」です。

問題17の解説

設問の3件は、いずれも環境分野の超重要年表ポイントです。開催・採択の古い順に並べます。

  • イ:オゾン層保護に関するモントリオール議定書の採択(1987年)
    1987年に採択。フロン等オゾン層破壊物質の生産・消費の段階的削減を定めた国際枠組み。
    最も古い(1番目)
  • ア:環境と開発に関する国際連合会議(UNCED/地球サミット)の開催(1992年)
    1992年リオデジャネイロで開催。リオ宣言アジェンダ21などを採択し、持続可能な開発の大枠を提示。
    2番目
  • ウ:気候変動に関する京都議定書の採択(1997年)
    1997年に採択。先進国に法的拘束力のある温室効果ガス削減目標を課した最初の議定書。
    3番目(最も新しい)

よって、イ(1987) → ア(1992) → ウ(1997)が正しい並びとなり、選択肢2が正解です。

問題を解くポイント

1.「オゾン → 地球サミット → 京都」**の語呂で年代順を固定

  • モントリオール(1987)UNCED(1992)京都(1997)
    西暦は7・2・787-92-97)の並びで覚えると崩れにくい。

2.対象の違いを一言で

  • モントリオール:オゾン層破壊物質(フロン等)
  • UNCED:環境と開発の総合会議(原則・行動計画)
  • 京都議定書:温室効果ガス削減の国際的義務

3.“採択”と“開催”の語に引っかからない
表現は違っても、年表の位置が大事。採択/開催の別より西暦で判断するクセをつける。

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本記事の監修者

ISEED編集部は、環境技術、環境倫理、環境に関する資格について読者に有益な情報を調査・配信しています。記事制作においてリサーチ、構成、ライティング、編集、グロースハックの仕組みを適切に設計することで読者にわかりやすい文章を作ることを心がけています。

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