
気象予報士になるのに数学ができないとだめ?理系科目が苦手な人の勉強法

気象予報士試験は合格率5%前後の難関国家資格です。
試験では、大気の物理現象に関する計算問題が多数出題されるため、「数学ができないとだめなのか……」と途方に暮れている文系出身者の方もいるかもしれません。実際、気象予報士になるのに数学ができないとだめなのでしょうか?
この記事では、気象予報士と数学の関係について考察しています。理系科目が苦手な人の勉強法にも触れているので、これから気象予報士を目指そうと考えている人たちは参考にしてみてください。
気象予報士になるのに数学ができないとだめ?

結論から言えば、数学が苦手でも気象予報士になることは可能です。
なぜなら、数学に関わる高度な計算能力を体系的に問われるのではなく、気象現象という物理の視点から理解する素養のほうが求められるからです。すなわち、数学が苦手でも天気の分野にだけ特化して学習を進めることで、試験に受かることは可能なのです。
複雑な数式の計算そのものより「なぜそうなるのか」を読み解く力が重要です。もちろん、試験に計算問題は出るものの、苦手な分野は後述する勉強法や戦略で十分カバーできるので、数学ができないからといって諦める必要はありません。
気象予報士に数学や物理が必要な理由
そもそも、気象予報士に数学や物理が求められるのは、どうしてなのでしょうか?
その理由は、天気予報が物理法則に基づいた科学的分析であり、データ解析や数式の理解なしには成り立たないことにあります。
当たり前ですが、「なんとなく西から雨雲が来るよ」という経験だけでは、「何時何分に、何ミリの雨が降るか?」までは正確に言えないですよね。だからこそ、(現在の状態)に(数理的なルール)を足すと、必ず(未来の結果)になる、という再現性のある科学的なアプローチを理解するためには、数学や物理の知識がどうしても必要になるわけです。
ただし、「試験に受かる」という意味だけでは言えば、問題を解くのに必要な数学や物理の知識を選択的に学ぶことで十分です。
理系科目が苦手な人におすすめな勉強法
それでは、理系科目に苦手意識を持っている人たちは何から勉強を始めればよいのでしょうか?
ここでは、数学や物理が苦手な人向けの効果的な勉強法を3つ紹介します。
その1 わからないことをリスト化する
第1に、過去問や参考書を閲覧してわからないことをリスト化しましょう。
漠然と「苦手だ」と思っているうちは何も具体的に進みません。大切なことは、「わからないことが何なのか?」という不明点を明らかにすることです。そうすれば、対策を講じることが可能になります。
もちろん、最初はほとんどのことがわからないので、リストはいっぱいになるはずです。それでよいんです。とにかく、できないことを可視化して、ひとつずつ潰していく。この繰り返しが理系科目を極める第一歩です。
リストがひとつまたひとつと減るたびにゴールに近づいていきますから成長の軌跡を感じることもできるでしょう。
その2 自分に適した教材を探す
第2に、難しい数式に悩むより、図解や噛み砕いた説明で理解できる教材を積極的に活用しましょう。市販の入門書の中には、数式が苦手な文系出身者向けに工夫されたものもあります。
例えば、文系出身の著者が書いた『気象予報士かんたん合格10の法則』では、第一章で「数式の意味を考えよう!」と題し、数式への苦手意識を取り除くところから解説しています。また、イラストや図表を多用したテキストや、添削サポートのある通信講座も数多く提供されています。
こうした分かりやすい教材を使えば、独学でも理解が進みやすく、理系科目への抵抗感を和らげることができるでしょう。
その3 過去問演習と得点戦略で弱点を補う
第3に、計算問題が不得意でも、過去問を繰り返し解けば徐々に対応力が身につきます。問題の形式や頻出する公式に慣れることで、本番でも落ち着いて解答できるようになるでしょう。
また、戦略を持って試験に臨むことも重要です。暗記で解ける法令問題や基礎知識の問題は確実に得点し、時間のかかる難解な計算問題に深追いしないようメリハリをつければ、苦手を補って合格点に届かせることができます。
独学に限界を感じる場合は、通信講座やスクールでプロの指導を受けるのも検討しましょう。自分の弱点を客観的に把握して対策することで、苦手科目があっても十分に合格を狙えるのです。
まとめ:難関資格の壁を越えていこう!
気象予報士試験は理系科目が多くハードルが高い試験ですが、正しい勉強法と戦略で着実に力をつければ文系の方でも合格は十分可能です。
大切なのは苦手意識にとらわれないこと。基礎固めと工夫次第で“難関資格の壁”は必ず越えられます。焦らず計画的に取り組み、気象予報士への道を切り拓いていきましょう!


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